オーディオブックとは、プロの声優・ナレーターさんが朗読してくれた音声のこと。
音楽を聴くようにイヤホンを耳につけ、スマホの再生ボタンを押せばどこでも読書可能です。
スキマ時間で読書ができるとは言われていますが……。「本当に音声だけで本の内容がちゃんと頭に入ってくるのか？」「スキマ時間に読書しても、たかが知れているのでは？」といった疑い目を向けているそこのあなた。わかります。
この記事では、そんなオーディオブックの人気アプリ「audiobook.jp」を実際に使ってみた感想を紹介します。本音レビューしますので、参考に読んでみてください。
結論！オーディオブックは読書量アップの効果がある
1カ月で約36時間。
これが何の時間かというと、オーディオブックを活用した場合に1カ月で読書できる時間をざっくり計算したものです。
どうやって時間の計算したんだい？というのはひとまず置いておいて、オーディオブックについて簡単に説明すると……
オーディオブックは、本の内容をプロの声優・ナレーターさんが朗読してくれた音声コンテンツです。つまり、オーディオブックの読書に必要なのは「耳」だけ。紙の本やKindle（電子書籍）のように「目」も「手」も使わなくてすみます。
ということは、今までは読書ができなかったちょっとした時間、たとえば……
- 通勤や通学
- 家事
- 散歩など
「スキマ時間」をオーディオブックの読書へ有効活用できるのですね。
モンデリーズ・ジャパン株式会社の調査（※すきま時間に関する調査）によると、1日のうちスキマ時間は、平均「1時間12分」あるのだとか。「スキマ時間、意外と多いな……」と思いませんか？
ここで冒頭の「36時間」の話に戻ります。
オーディオブックで読書できる時間は、1日のスキマ時間「1時間12分」×30日＝「36時間」という計算だったというわけです。およそ1日半、休憩なしのぶっ通しで本を読めるほどの時間になるのですね(笑)
もしもスキマ時間を使った読書が習慣化すれば、どんなに忙しい人でもオーディオブックの効果を実感できるはずです。
オーディオブックで読書をするメリットとデメリット
つぎに、オーディオブックで読書をしてみて感じたメリット・デメリットを紹介します。
ちなみに、わたしがオーディオブックのために利用したのは「audiobook.jp（オーディオブックドットジェイピー）」です。
利用会員数30万人を超える人気アプリ。日本のビジネス書・ハウツー本が多めですが、小説や落語、語学学習、アニメ、講演など幅広いジャンルが揃っています。
audiobook.jp
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プロのナレーターさんの朗読だから、聴きやすい。人気声優さんが読んでくれるオーディオブックも…！
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オーディオブックで読書するメリット
オーディオブックは、耳を使った新しい読書方法です。スマホひとつあれば、何冊分も本を持ち歩くことができ、ちょっとした時間でも読書可能です。
まずは、オーディオブックのメリットを見てみましょう。
ながら読書ができる
オーディオブックのメリット1つ目は、「ながら読書ができる」です。たとえば……通勤など移動中に聴いたり、家事や運動をしながら読書ができます。
ページをめくったり目で文字を追う必要がないため、作業をしながら聞き流すだけでOK。
やりたい作業と同時並行で、効率よく読書を進められるのですね。
目が疲れない
仕事でもプライベートでも、パソコンやスマホ画面をじっと眺めている時間が長くなっています。「現代人は誰でも目を酷使している！」といっても過言ではないでしょう。
あなたも「目の疲れ」を感じていませんか？
- スマホ画面を見ていると目がかすむ
- 小さな文字が書かれた本は読みづらい
- 目の疲れが気になっている
という場合も、音声で楽しめるオーディオブックなら関係ありません。
目を休めつつ、快適に読書ができます。オーディオブックは、目にやさしい読書方法なのですね。
人気声優さんの「いい声」で読書を楽しめる
オーディオブックはプロの声優さん・ナレーターさんが朗読をしているので、基本的にどの本も聴きやすいです。
たとえ同じ本であっても、文字で読むのとオーディオブックを聴くのでは違った印象を受けるはず。
自分のお気に入りの声優さん・ナレーターさんが「いい声」で読んでくれるなら、それだけで難しそうだと感じていた本もスラスラ聴けちゃうかもしれませんよね(笑)
声優さんの声で本を選ぶのも、オーディオブックの楽しみ方のひとつだと思います。
▶ audiobook.jp|人気声優の声で楽しむオーディオブック特集
VTuberさんも朗読！
声優さん・ナレーターさんだけでなく、VTuberさんもオーディオブックの朗読に登場しています。
芥川賞受賞作家の綿矢りささんが描く短編集「意識のリボン」とVTuber「にじさんじ」所属の白雪巴さんがコラボレーション。
オーディオブックで読書するデメリット
メリットばかりかと思いきや、実際に使ってみると紙の本やKindle（電子書籍）のほうが便利だなと感じる場面もありました。
オーディオブックのデメリットを3つ紹介します。
飛ばし読みができない
オーディオブックでは、「飛ばし読み」ができません。
紙の本のように全体にざっと目を通して気になったところだけを読む、ということができないのですね。普段からよく「飛ばし読み」をされている方は、もどかしく感じるかもしれません。
「audiobook.jp」の場合は章ごとに音声が分けられており、その章分だけ聴くということは可能です。
しかし本の内容を理解するためには、基本的には最初から最後まで聞く必要があります。
図・表・グラフが見られない
オーディオブックは音声だけで読書ができる一方で、紙の本に載っているような図・表・グラフなどが見られません。
図や表を確認しながら文章を読むよりも、理解が難しいところが出てくると思います。もうお気づきの方もおられるかもしれませんが、絵や写真、イラストも同じ。
図や表などが多い本・絵本・雑誌・漫画などはオーディオブックよりも、紙の本（電子書籍）の方が向いているでしょう。
オーディブックは値段が高め
オーディオブックのほとんどは、紙の本や電子書籍にくらべ1冊の値段が高いです。
だいたい1,500円～2,000円くらいの本が多いですね。たとえば有名本を「audiobook.jp」で調べてみると……
- 7つの習慣 2,420円（税込）
- 嫌われる勇気 1,650円（税込）
- なぜ僕らは働くのか 1,650円（税込）
- 火花 1,320円（税込）
- LIFE SHIFT 2,277円（税込）
※公式サイトより2021年11月現在
プロの声優さん・ナレーターさんに朗読してもらう・音声を編集する作業があるため、価格が上がっているのだと思います。
いろいろな本を聴いてみたい場合は、聴き放題プランや月額会員プランなどをうまく活用して、オーディオブックを楽しむのがおすすめです。
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オーディオブックの人気アプリ「audiobook.jp」を使ってみた感想
たくさんオーディオブックを聴きたいなら「聴き放題プラン」一択！
オーディオブックアプリ「auidobook.jp」自体は、無料で使えます。
しかし無料で聴ける本はなく、アプリ内の本やポッドキャストを利用しようとすると料金がかかってきます。
「聴き放題プラン」は、月額880円で対象作品がいくらでもダウンロード可能。ポッドキャストも聴き放題の対象になっている番組があります。
一方、「月額会員プラン」は金額に応じて毎月ポイントがもらえます。たとえば……
- 月額550円のコースなら ▶ 550ポイント+ボーナスポイント60ポイント＝610ポイント
- 月額1,000円のコースなら ▶ 1,000ポイント+ボーナスポイント120ポイント＝1,120ポイント
1ポイント＝1円で利用できるため、ボーナスポイント分そのまま本を購入するよりもお得ですね。
しかし、よりたくさんのオーディオブックを聴きたいなら「聴き放題プラン」一択かなと思います。
初めてオーディオブックを使うときは、やはりいろいろなジャンルの本を聴いてみたいと考える方が多いはず……。
オーディオブックは1冊の値段自体が高めなので、少なくとも月に2冊以上聴くなら「聴き放題プラン」を選んで損することはないでしょう。
とはいえ、聴きたかった本が「聴き放題プラン」の対象作品にない場合もあります。初回はお試し無料期間がありますので、利用する前にチェックしてみるとよいでしょう。
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声優さん・ナレーターさんとの相性をチェックすべし
オーディオブックアプリ「audiobook.jp」を使ってみて1番驚いたのは、ナレーターさんの声によって「聴きやすさが変わってくる」ことでした。
聴き放題プランを使って気になる本は片っ端から「試し読みならぬ試し聴き」していたのですが、たまたま選んだ本のナレーターさんが苦手なタイプだったのです。
苦手といっても、「聴きづらい」というわけではありません。
じつはわたし、ちょっと芝居がかっている（かっこつけている感じ）の男性の声を聴くと、笑ってしまうクセがあるのです……。
選んだ本のナレーターさんがちょうどそういう方で、興味のある本だったものの笑いが込み上げて集中できませんでした（個人的な感覚です）
逆に好みの声のナレーターさんだったときは心地よくて、スラスラ聴くことができます。
オーディオブックの場合は、本を文字で読む以上に朗読するナレーターさんの声との相性によって、読書の進み具合が変わってくるかもしれません。
「audiobook.jp」では「サンプル再生」で購入前に本のさわり部分を聴けます。声の相性チェックがおすすめです。
購入のキャンセル・返品・交換できない！
「audiobook.jp」を使っていて気になったのは、購入のキャンセル・返品・交換ができないことです。
オーディオブックを購入したら、もう返品不可なのですね。
購入方法（クレジットカードなど）を設定済みの場合、ボタンを1度タップするだけで簡単に購入にできるようになっています。
気軽にオーディオブックを購入できるのはいい点ですが、操作間違いで購入してしまうこともありそう……。
思わぬ出費が出てしまわないように気を付けたいところです。
面白かった！オーディオブックのおすすめ本
「audiobook.jp」で聴いてみて、面白かった本を3冊紹介します。これからオーディオブックを始める人におすすめですよ。
「もものかんづめ」｜さくらももこ
感想メモ
1冊目は、さくらももこさんの「もものかんづめ」。
アニメ「ちびまる子ちゃん」でまるこ役を務めているTARAKOさんがナレーターです。まるでまる子が隣にいて、小話をしてくれているような感覚を味わえますよ。
さくらさんの思い出にクスッと笑いつつ、ふと懐かしさを感じさせられる作品。
聴き終わった後は、無性にちびまる子ちゃんが見たくなります。
＼公式サイトでサンプル音声が聴けます！／
「ズボラでも中性脂肪とコレステロールがみるみる下がる47の方法」｜岡部 正
感想メモ
とにかく中性脂肪とコレステロールを下げる方法をどんどん紹介してくれる本。
「ひとまず10回噛んで食べましょう」など、取り組みやすそうなものばかり紹介されており、やってみよう！という気持ちになる。
お話が細かく分かれていたので、家事などの作業をしながらでも聴きやすかったですね。
＼聴き放題プランの対象作品／
「ある男」｜平野啓一郎
感想メモ
最後は、平野啓一郎さんの「ある男」です。登場人物ごとに声優さんがかわる、贅沢なオーディオブック。
物語が進めば進むほどに、ますます謎が深まる男「大祐」。一気読みならぬ一気聴きをしました。
小説やラノベは、声優さんが何人も参加されている作品が多いです。文字で読む本とはちがう緊迫感、登場人物の気持ちが声から伝わってきます……。
＼臨場感バツグンの作品／
オーディオブックで新しい読書体験をしよう
今回は、人気オーディオブックアプリ「audiobook.jp」を実際に使ってみて感じたことなどを紹介しました。
オーディオブックを活用すれば、家事や散歩中などの耳があいている時間が「読書の時間」へと変わります。
とくに「忙しくて読書時間が取れない」「積読ばかりが増えていく」といった悩みは、音声で聴くオーディオブックを使えば解決できると感じています。効率よく読書量をアップさせたい方の手助けとなるはずですよ。
ぜひオーディオブックで「聴く読書」を体験してみてくださいね。
audiobook.jp
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プロのナレーターさんの朗読だから、聴きやすい。人気声優さんが読んでくれるオーディオブックも…！
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