この記事では「翻訳できない世界のことば」のあらすじや感想をまとめています。
「翻訳できない世界のことば」は、世界のある国にしか存在しないけれど「あーそういうことあるよね」と共感できるような言葉から、どんなシチュエーションで使うのか想像できない言葉まで、ユニークな言葉たちが集められている本です。
言葉と一緒に可愛らしいイラストが描かれていて、絵本感覚でさらさらと読めますよ。海外旅行に行きたいときや、コミュケーションに疲れたと思ったとき、大切なひとへの贈り物にもいいかもしれません。
「翻訳できない世界のことば」のあらすじ
価格|単行本1,760円 Kindle1,672円
著者|エラ・フランシス・サンダース
翻訳|前田 まゆみ
サイズ|縦17.2㎝×横19.5㎝(単行本)
※2022年2月現在
「翻訳できない世界のことば」は、いろいろな国にある「ひと言ではいい表せないユニークな言葉」の単語集です。独特なニュアンスの感情や状況、風景などを表現する名刺・動詞・形容詞などさまざま。
たとえば……。
- バナナを食べるのに必要な時間を表すマレー語
- 恋人の髪に指をとおすしぐさのブラジル語
- 3杯目のコーヒーをおかわりするときのスウェーデン語 など
見開き2ページで、ひとつの言葉について紹介されています。説明文とイラストを見ながら読んでいると、まるでその国のひとたちの心の中を覗いているような不思議な感覚が味わえますよ。
「ニューヨークタイムズ」ベストセラー!
「翻訳できない世界のことば」の心トキメク単語3選
「翻訳できない世界のことば」のなかで、とくに心が「キュン!」とときめいた単語を3つ紹介します。
「commuovere」(コンムオーベレ) イタリア語
一つ目は、イタリア語の動詞「commuovere」(コンムオーベレ)です。
COMMUOVERE
涙ぐむような物語にふれたとき、感動して、胸が熱くなる。
引用元「翻訳できない世界のことば」
素敵な本に出会い思わず涙があふれてしまうとき、イタリアでは「commuovere」を使って語り合うのでしょうか。
「iktsuarpok」(イクトゥアルポク) イヌイット語
二つ目は、イヌイット語の名詞「iktsuarpok」(イクトゥアルポク)。
IKTSUARPOK
だれか来ているのでないかと期待して、何度も何度も外に出て見ること。
引用元「翻訳できない世界のことば」
窓から顔をのぞかけては扉を開き、行ったり来たりする様子が思い浮かびます。きっと早く会いたくて、待ちきれないのでしょうね……。
「resfeber」(レースフェーベル) スウェーデン語
三つ目は、スウェーデン語の名詞「resfeber」(レースフェーベル)です。
RESFEBER
旅に出る直前、不安と期待が入り混じって、絶え間なく胸がドキドキすること。
引用元「翻訳できない世界のことば」
旅行に出かける前の夜、楽しみにしていればいるほど眠れない。きっとみんな味わっているあの状態は「resfeber」かもしれません。
なぜその言葉が必要だったのか?考えると面白い
「翻訳できない世界のことば」を読んで、これまで知らなかった単語たちにたくさん出会えました。
その言葉がその国の人々の生活のなかで、実際に使われている様子を考えながら読んでいると、とても楽しく面白かったです。いろいろな国の文化・習慣・大切にしていることが、言葉をとおして伝わってくるようでした。
この本を読んだあと、きっとあなたも新しい自分を発見するような気持ちを味わえるはずです。ぜひチェックしてみてくださいね。
新しい発見がある!
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